2016年11月03日

得意だから好き、とは限らない

フリーランス生活を始めて15年が経過した。私の専門分野は心理学(の論文翻訳)。

・・・のはずなのに、ここ6〜7年の自分を振り返ると、いつの間にか「化粧品」の人になってしまっていた。「なってしまって」なんて書くとネガティブな印象かもしれないけれど、若干事実だから致し方ない。

そもそも、私、化粧に興味がないのだ。ものぐさな性格も手伝って、スキンケア5分、メイク5分の生活だ。仕事で家にこもる時にはもちろんノーメイク。あたりまえだけど、1週間家から出なければ1週間ノーメイクで過ごす。

だから化粧品案件を担当し始めた時は、悩んで迷った。そもそも化粧品も乳液もクリームも、結局は「肌が潤ってハリとツヤが出ます」って言いたいんだし、アイメイク製品はつまるところ「目を大きく見せます」って言いたいだけだ。それを商品に合わせて何百通り、何千通りにも表現しなければならない。化粧品会社の方々からは反感を買うかもしれないけれど、私にとって化粧品翻訳って超ザックリ言えばそんな感じだ。

最初のうち「どうするんだ、これ?」と思いながら仕事をしていたが、ふたを開ければクライアントが訳文を気に入ってくれたらしく、翻訳会社からは同じ化粧品ブランドのリピートオーダーが続いた。

こうなったら仕方ない。化粧には相変わらず無頓着だけど、良い仕事はしたい。しだいに私は、海外の化粧品サイトを読み、友人や身内が海外に行くと聞けば化粧品が紹介されている雑誌をお土産に頼み、自分自身が海外に行けば本屋でメイク教本みたいなものを探して購入するようになっていた。するとそれに比例するかのように取り扱うブランドが増え、なぜか他の翻訳会社からもコスメブランドの仕事が入り始めた。

不思議なもので、好きでもないし興味もないのに、気付けば化粧品案件が得意になっていた。前述の通り、私のような化粧素人には、どの会社も化粧品の効果として狙っている着地点は似通っているように見える。だったら後はどうブランドの個性を出していくか、が問題だ。

そこまで取り組んでおいて、やはり化粧には興味がない。好きなことが得意になれば素晴らしいし、得意なことを愛せるようになればそれも素敵だ。でもそううまくはいかないもんだ、としみじみ思う。

ま、それが人生ってことなのかな(と勝手に納得)。


posted by まみ at 14:30| フリーランス生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月02日

ハワイに行きたい

数日前「次の外ほんの旅はどこにしようかな」とぼんやり考えていたら、急に「ハワイがいい!」と思った。

泳ぐことにも観光にもそんなに興味はないけれど、ハワイのカフェで外ほんしてみたい。カフェで仕事して、疲れたら気分転換に街やビーチを散歩して、また違うカフェで仕事して。おなかがすいたらその辺のレストランで食事して、散歩しながらホテルに戻ってテレビでも観て、あとはリラックスして次の日を迎える感じ。

うん。いい。とてもいい♪

よーし、「ハワイ外ほんの旅」に向けて貯金始めなくちゃ (^ ^)!

posted by まみ at 19:44| フリーランス生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月30日

外ほん向きの仕事

Kindleを充電しようとしたら、いつもの場所に充電ケーブルが見当たらなかった。

心当たりがあると言えばあるような、でもそこにしまうことなんてまずないのに、というような場所を部屋の中で数か所探したけれど、やっぱりなかった。そこで「あ」と思った。外ほんの旅でスーツケースに入れてそのままかもしれない。

案の定、スーツケース内の目立たない小さなポケットのなかで、くるくるとまとまっていた。

スーツケースを開けたとたん、また外ほんの旅に出たくなった。次はどこがいいかな。札幌は大好きでいつだって外ほんの旅候補地だけど、行ったことのない県もまだいっぱいある。なんなら夫の故郷バンクーバーでもいい。

外ほんで気を遣うのは、やはり他人に仕事内容をチラ見される可能性だ。3年通った札幌ではさすがに人の視線が届きにくいカフェや席を具体的に把握することができたけれど、それでもやっぱり気を遣う。

チラ見されにくい席を確保した上で、仕事には外ほん向きのものとそうでないものがある、と思う。人によって定義は違うのだろうけれど、私にとって外ほん向きの仕事というのは、公知の情報を翻訳する仕事だ。専門誌に掲載済みの論文、発表済のプレスリリース、ウェブサイトでオープンになっている情報の翻訳がこれにあたる。こういう仕事なら、たまたま誰かが歩きながら0.5秒間私の画面を見たとしても、あまり不安はない。だから外ほんの旅の間はこういう仕事を集中的に引き受けることにしている。

ちなみに、外ほん向きでない仕事の代表格は、パワーポイントの翻訳だ。特にそれがブランドの製品情報だったりすると、さっと画像を見ただけで、わかる人にはわかってしまう。もちろん文字要素だけを抽出して作業することも可能だけれど、結局は画像入りパワーポイントを参照しながらの作業となる(じゃないと仕上がりイメージつかめないからね)。普段でも外ほんをすることはある。けれど、どんなにチラ見されにくい席を知っていても、パワーポイントを使った仕事を持って出かけることはまずない。深夜のファミレスで客が私一人とかならまだいいのかもしれないけれど、そこの従業員さんの視界に入る可能性もあるし、そもそもそこまでして外ほんすることもないような。

カフェやファミレスでPCを使って仕事している人をよく見かける。そばをさっと通っただけで内容を把握できてしまうようなことも実際よくある。さらには情報満載のスクリーンを見ながら電話している人もいたりして、そばにいる私が勝手に情報漏えいを心配したりする。まあ、お仕事している側はそうする必要があるからそうしているのだろうけれど。

そもそも心配性な私は、もしかしたら外ほんの場面でもビビりすぎなのかもしれない。でも、このくらいの緊張感を持っている方がなんとなく安心できる(気がする)。

posted by まみ at 22:00| フリーランス生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする